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2011年02月19日

必勝MACDトレード手法 vs. プライスアクショントレード

必勝トレードパターン MACD で紹介したトレード手法は鉄板とも言うべき類のMACDトレード手法です。今回はそのトレードをプライスアクションの視点から分析したいと思います。

MACDファンの為に、このテクニカル分析による鉄板トレードがいかにトレンド発生時の順張りトレードとして優れているかをそのロジックの解説からします。このトレード手法ではダマシ回避の為に2つのオシレーターのテクニカル分析を使ってMACDが買われすぎの場合の買いサイン、売られすぎの場合の売りサインを出したものは排除するものになっています。それに加え、RSIが50を少し超えた始めた辺りからのエントリーポイントに絞れば価格が買われすぎ・売られすぎゾーンから平均値(RSIの設定による数値)へ向かおうという動き(モメンタム)がキャッチできますので、トレンド発生の可能性のあるポイントが確認できます。買われすぎ・売られすぎゾーンから抜けて近辺の平均値に近づく動きというのは、トレンドの初期を意味します。これはエントリーサインが若干遅いMACDでも確認しているものです。

まずは下の図でこのトレード手法のエントリーサインを確認してみましょう。



上がMACD(12、26、9)のヒストグラムで、真ん中がストキャスティックス(10,3,3)、一番下がRSI(9)です。USD/JPYの日足チャートからのものです。黄色の丸印のところでは、ストキャスティックスはいち早くゴールデンクロスを示していますね。このトレードルールによれば、RSIが50である事も条件ですので、ストキャスティックスのゴールデンサインだけでは見送りになります。MACDも黄色の丸印の所では横ばいですので、やはり見送りです。実際ロウソクを見てもトレンドの発生ポイントとしてはまだなようです。

もう少し前にさかのぼるって青の丸印の所のロウソクを見てみましょう。その前の大きな下ヒゲつきの陰線は底を思わせるものでもあります。そして陽線が2本ですからここからトレンドの発生かと思ってしまいますね。微妙ですが青の丸印のMACDのヒストグラムは上昇していますね。ストキャスティックスも上昇していますが、このポイントでもRSIは50に達していません。仮に青の丸印の所でエントリーしていたら底(上ヒゲなしのコマ)はその後だったので失敗のトレードだった事がわかります。

3つのエントリーサイン(白の丸印3つ)がそろった時のロウソク足を見てください。トレンドの初期だという事が確認できますか?それまでは横ばいになっていた動きも白の丸印3つが示しす3つのエントリーサインが出ているロウソク(長い下ヒゲの陽)からトレンドが発生しています。これをズームアウトして確認してみます。



赤の矢印が示すロウソクが先ほどの長い下ヒゲの陽線です。あれがトレンド最初のロウソク足であることが確認できます。その前までのロウソクは底から上へ行ったもののやや横ばいの状態になっているのが確認できると思います。典型的な手堅いMACDのトレード手法ですね。このMACDのトレード手法は、数本のロウソクの動き(リトレースメント)に惑わされずにきちんとモメンタムを把握してその後にさらに勢いが続いている事を確認してからのエントリーになっています。

このトレードをプライスアクションで見るとどうなるかやってみます。

先ほどの図を使いますが、テクニカル分析は必要ありません。



まず全体的な相場の動きを見ると、かなりのダウントレンドが続いて底がようやく見え始めたポイントであることが分かりますね。問題はその辺りからいつトレンドが始まるかです。或いはまたダウントレンドが続く可能性もありますね。



まず底と思われるコマには簡単に注目できるでしょう。そこから連続して陽線が出ていますので、すでに底をついたと予測します。問題はいつトレンドの発生かですね。白の線が引いてあるところを見てください。底と思われるロウソクから安値がちょっと切り上がり高値も更新されながらもまだ若干横ばい状態になっています。その線の上の3つのロウソクは連続で安値がほぼがそろっています。酒田のロウソクパターンを思い出してください。安値圏での毛抜きの応用パターンですね。しかも3本ありますからこれはかなり強力なサインです。酒田五法の解釈と同じように、プライスアクションでもココより下には行かない事を意味しています。ですからその辺りが強力な支持線となるわけです。

実際、長い下ヒゲの陽線が出た日はその支持線をほんの少し越えたかどうかの辺りまで来ましたが急反発してロウソクに長い下ヒゲがついてしまいました。終わってみればその日は大きな陽線になり高値も更新しています。しかもそのロウソクがトレンドの初期であった事が後に確認できます。エントリーポイントは、2本目の毛抜きロウソクの確認後になりますので、3本目のロウソクの安値あたりになります。これらの毛抜きロウソクの安値は強い支持線と考えていますが、ストップロスの設定はそれよりもちょっと下に設定した方が無難です。赤い丸点のロウソクの安値辺りが理想のストップロスです。

*厳密に言うとそれより下のストップロスは別のプライスアクションの考え方から見ると理想的ではありません。

このMACDのトレード手法はオーソドックスで多くの人が使っているので信頼性も高いのですが、経験を積めばプライスアクションによる分析が私は簡単だと思います。上の例では、トレンド発生時のモメンタムを考慮していませんが、下の2つのポイントは抑えてあります。

・底と思われるロウソクの後の陽線4本を確認
・毛抜きロウソクを確認

毛抜きロウソクの解釈によるとこれ以上下に行かない訳ですから、まだトレンドが始まっていないのにもかかわらずそれがエントリーの判断となります。

こういう感じで全てのテクニカル分析による手堅いエントリーサインはプライスアクションでも確認できます。トレンドの発生ポイントでは、支持線・抵抗線からの反発によるものからか、レンジ場からのブレイクしかありませんからプライスアクションで全ての順張りトレードをカバー出来るのは当然ですね。

違う計算式とパラメーターの数値による様々なテクニカル分析だと視点がかなり独特ですので、それぞれが複雑な分析のような印象を受けます。MACD、移動平均線、ボリンジャーバンド、DMIなどは順張り用のテクニカル分析として良く使われますが、かなり違っていますよね。でも難しい方程式に基づく計算は相場分析に必要ないのです。支持線・抵抗線を見抜く事が出来れば、その眼力こそが最強のツールとなって最も優れた相場分析が可能となります。


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この記事へのコメント
初めまして。私もFXと商品投資を行っているものです。よろしくお願いします。

私も似たような手法を習ったことがあり何とか使いこなそうとしているのですが、

移動平均線と
MACDやストキャスティクスやRSI
の場合使用するタイムスケールはどの程度が良いのでしょうか。

30ポイントでいいなら5分足10分足で出動も可能ですが、
2,3日で100-200ポイントの動きをつかもうとする場合、30分1時間足でのシグナルサインを確認しないといけないでしょうか。

このあたりどうされていますでしょうか。
Posted by sipha at 2011年04月01日 16:04
と、申し訳ありません。
時間については前のエントリーでおっしゃられていましたね。

また提言させていただくなら、関連性のある他の通貨を見るとよいと思います。
円ユーロの買いサインが出た場合、円ドルでまだ買いサインが出ていない場合があるのです。
ドルは取引量が大きいので指標の中心になるかと思います。
Posted by sipha at 2011年04月01日 16:10
siphaさん、初めまして。関連性のペアについては、私も良く記事に書いていますね。他の記事でもそれをメインにトレードしていると書いてありますし、それを元にしたトレード手法についても「勝率90%以上トレード -続編」でご覧いただけます。
Posted by PipDealerPipDealer at 2011年04月01日 16:43
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